プロ意識はいいことなのに、それを無理強いすると人を傷つけてしまう!?

プロ意識による苦さの原因


あなたが苦しいのは「自分よりもプロ意識の高すぎる人にプロ意識を強要されて苦しい」もしくは「プロ意識をもたなければならないというプレッシャーから頑張りすぎていることによって頑張らない人が許せず苦しいorイライラする」のかもしれません。
ややこしいのは、威圧している側の本人もキツイ点です。いわゆる「やり過ぎ」はどちらにとっても悲劇。プロ意識はとてもいいことですが、プロ意識に対して必要以上に肩に力が入り過ぎていると、自分はこんなにも頑張っているのにという思いがいつしか「威圧」になり、人を萎縮させて人を傷つけてしまいます。

人は受け入れてもらえると心地よい


TV番組の質問コーナーで「一緒に暮らすなら、さ〇まさんとと〇ろさんの2人のうち、どちらと一緒に暮らしたいか?」という質問があり、結果は…「と〇ろさん」に。
理由は「と〇ろさんは何でも受け入れてくれたり、どんな発言に対しても褒めてくれて、話を広げていってくれる。だから一緒にいると楽だ」。一方、「さ〇まさんはプロ意識が強すぎて、怖い。一緒にいても気が休まらず、何か発言したら怒られそう」といった意見。
このシーンを見ながら、ふと自分が失敗した「プロ意識をもちすぎて、相手にそれを求めすぎてしまった過去」を思い出しました。

求めすぎると人を傷つける


プロ意識を持つのは、大変素晴らしいことです。
そのプロ意識が、例えば今まで誰もつくったことがない歴史に残るいいものをつくりたいと、妥協せず、その結果、質の高い価値を創り出せたら、それは本当に素晴らしいことです。
でも一方で、モチベーションを高く持てない、プロ意識もよく理解できない人がその場にいた場合、自分より遥かにプロ意識の高い人に「自分と同じプロ意識でいるのが当たり前」と思われ接してこられたら?「なんでそんなにやる気がないんだ!」と責められたら?そのプロ意識をよく理解できていない人はたまったもんじゃないです。
気持ちは増々、仕事から、プロ意識から、遠ざかってしまう可能性が高くなります。プロ意識を持つことがいけないのではなく、それを人に期待しすぎたり、求めすぎて強要するのがダメ。もしプロ意識をもって突き進んでいるのにうまくいかないと悩んでいる人は、「相手に求めて強要している」ことがうまくいかない原因かもしれません。

気持ちを押し付けても亀裂しか生まれない


しかしながら、その道のプロなら、みんなそれくらいのモチベーションとスキルで仕事しようよ!という人の気持ちも分かります。ワタシも妥協すべきではないと仕事に没頭し、2時間程しか寝てなかった過去があるからです。その期間、約5年。それだけ本気だったから、いろんな所で出会う「プロ意識を語るくせに完成度が大したことない、でも稼いでいる人」が本当に許せなかった。
例えば「この道、20年なんです~。」と語るわりに、大したことない仕事の完成度。にも関わらず稼いでいる人をみると、「こっちはこんなにやっているのに、なんで?」と、その人に対して「プロだったらこれぐらいはやった方がいいのに」とばかりに、自分が完璧だと思う仕事の完成度を、「プロ意識」を、当てつけていました。
仕事のトリセツ

目次 1 このページは、「高すぎるでしょ!」と思うほどの志を持つ人が、さらに意思の強い人にあやかるページです1.1 テン…

その結果、その場所ではその完成度で問題なく仕事をしている人たちを、逆に私が完全にかき乱していく…。確実に「痛い人」です。失笑
今思うと、あの当てつけがましかった時が、本当に恥ずかしく、また、心から申し訳ないです。目標達成できない悔しさを、「プロ意識」をつかって、ただ当てつけていました。本人は「こんなにやっている」というけれども、そんなこと誰も求めてない。それが相手にとってプラスでないとき、それは結局、ただ本人の自己満足になってしまいます。
捉え方が変わった私は「やらなければではなく、やりたいからやっている」マインドに。すると、因果応報。今度は「以前の私のような人」と仕事をすることが増え、強要される環境に置かれることが多くなりました。失笑

プロ意識を強要されて苦しくなっている人の解決方法


強要ってこんなにも息苦しくて、恐縮して、自分の本来のパフォーマンスも出せなくなって、罵倒されて、見下されたような気持ちになって、惨めになって、会社に行きたくなくなるんだなと痛感。
きっと、この状況に追いやれてしまうと、人は萎縮して、どんどん言いたいことも言えなくなってしまう。でも、命をとられるわけじゃないからと、私は物申します。
「○○さんのプロ意識、すごいです!尊敬しています。でも私はそこまでやりたい気持ちはあってもできません。ひとまず今日の仕事は▲と■のみでもよろしいですか?○○さんは正論かもしれませんが言い方がすごく責められている感じがしてすごくツラくなります。目の前の仕事も手につかなくなります。」って。
でも、ふつうはこんなこと言えないですよね。私も言えないほうでしたが、でも思いました。自分がうつ病になりそうなほど追いやられるより、命をとられるわけじゃないから、どう思われてもいいから言ってやろう!と。空気読めなくても、できない人と思われても、そうやって「こんな人だと思われたくない」「できる人と思われたい」「恥をかきたくない」という自分の気持ちこそが発言することに蓋をしてしまっていると。そんな蓋からも、そんな状況からも、ぜひ早く解放されてください。
ただそうは言っても直接言えないことは大いにしてあると思いますので、社内にあるコンプライアンス委員会に通報する(社内規定か総務通達などに通報連絡先が書いてあります)、社外であれば労基に通報する手もあります。本当に苦しいときはそうやって、誰かに救いを求めて話してみてください。あなたの我慢が「我慢のしすぎ」であったことがわかって、心がホッとすることのほうがきっと多いと思います。
思い詰めてしまうのは手放せない思いが多いから」とメンタル関連の本によく記載されています。こんな人は嫌だ、こんな自分は嫌だ、こんな風に思われたい、そんな負の感情が体からきれいサッパリ出ていくことを想像して、ぜーんぶ吐き出してしまってください。心の中を浄化して「ま、いっか」と流せるようになってきたら、心は軽くなります。1つでも多くマイナスを受け流せること、それがストレスフリーな自分になる秘訣だと思います。

できるところから1つ先へ伸ばす


プロ意識から遠く思えるようでも「自然体の自分」+「できることを1つやってみる」。これが結果、1番その人のパフォーマンスを引き出せるように思います。そしてその積み重ねがいつしかプロに成長していく。そのスピードや完成度は人によって違っていいのだと思います。それが会社と合うか否か、周囲と合うか否か、です。いずれのパターンで苦しんでいる場合にも、どうか自分を責めずに「合わないんだなー」と流してください。
「人を受け入れていて、すごく付き合いやすいのに、プロ意識はある」そんな風な人が増えていくと平和になる。人の気持ちを理解する、共感することで良いチームワークを生み出していきたいです。