プロ意識はいいことなのに、それを無理強いすると人を傷つけてしまう!?

プロ意識を人に求めすぎない


プロ意識を持つことが大切だ、という記事をUPしておきながら、ゆるい人の方がいいってどういうことだ?と思われたかたも多いかと思いますが、これはプロ意識をゆるくするわけではなく、そのプロ意識を周りに求めすぎない、という話です。

 

今回の記事は、そういった「心の持ち方」のお話をしていきたいと思います。

人は受け入れてもらえると心地よい


先日、TV番組で、明石家さんまさんと所ジョージさんがご出演されている「ほんまでっか!?TV」を拝見していたときのことです。

 

ある質問コーナーで「一緒に暮らすなら、さんまさんと所さんの2人のうち、どちらと一緒に暮らしたいか?」という質問があり、20名程の出演者のかたが、さんまさん側と所さん側に分かれるというシーンがありました。

 

出演者のかたの結果は、所さんに軍配が上がりました。

 

理由は、所さんは「何でも受け入れてくれたり、どんな発言に対しても褒めてくれて、話を広げていってくれる。だから一緒にいると楽だ」と。

 

一方、さんまさんは「プロ意識が強すぎて、怖い。一緒にいても気が休まらず、何か発言したら怒られそう」といった意見でした。

 

さんまさんには酷な結果になりましたが、一般人からすると、一緒にいると楽しそうでいいな~と思いますが…。

 

さて、これは「私生活においての暮らすというテーマ」でしたが、このシーンを拝見しながら、ふと自分が失敗した「プロ意識をもちすぎて、相手にそれを求めすぎてしまった過去」を思い出しました。

 

その体験談を、以下に追ってお話しすることで、より多角的に今回のテーマに触れていきたいと思います。

求めすぎると人を傷つける


プロ意識を持つのは、大変素晴らしいことです。

 

そのプロ意識が、例えば今まで誰もつくったことがない歴史に残るいいものをつくりたいと、妥協せず、その結果、質の高い価値を創り出せたら、それは本当に素晴らしいことです。

 

しかしながら一方で、モチベーションを高く持てない、プロ意識もよく理解できない人がその場にいた場合はどうでしょうか。

 

自分より遥かにプロ意識の高い人に「自分と同じプロ意識でいるのが当たり前」と思われ接してこられたら?「なんでそんなにやる気がないんだ!」と責められたら?

 

そのプロ意識をよく理解できていない人はどう感じるでしょうか。。。

 

気持ちはますます、仕事から、プロ意識から、遠ざかってしまう。
その可能性が高くなってしまうのです。。。

 

ここで申し上げたいのは、

プロ意識を持つことがいけないのではなく、それを人に期待しすぎたり、求めすぎて強要するのがいけない。

 

ということです。

 

従って、もしプロ意識をもって突き進んでいるのに、うまくいかないと悩んでいるかたは、「相手に求めて強要している」ことが、うまくいかない原因かもしれません。


 

気持ちを押し付けても亀裂しか生まれない


プロ意識を相手に求めすぎてはいけない。

 

でも、一方で、その道のプロなら、みんなそれくらいのモチベーションとスキルで仕事しようよ!と思うかたの気持ちも、すごくわかります。

 

実は、同じように強くそう思ってきた過去があるからです。

 

若い頃、仕事ができなかったから、できそこない扱いばかりされていたことが悔しく、できるようになるために必死に、それは必死に頑張りました。

 

すると、30歳になる頃には、仕事ができるカラクリがわかり、仕事で褒められることが増え、そして、いつしかプロ意識が自分の中に芽生え、何事も妥協すべきではないと思うようになりました。

 

その当時、自分の好きなことで億を稼げるくらいになりたい!と、自分の好きなこと、特性を徹底的に理解し、それをビジネスに活かすため、常に5つ程の仕事やビジネスセミナー等を掛け持ちしまくっていました。時間がもったいないと思い、2時間程しか寝てなかったくらいです。

 

その期間、約5年。それだけ本気だったから、いろんな所で出会う、「プロ意識を語るくせに完成度が大したことない、でも稼いでいる人」が本当に許せなかったのです。

 

例えば、「この道、20年なんです~。」と語るわりに、大したことない仕事の完成度。にも関わらず稼いでいる人をみると、「こっちはこんなにやっているのに、なんで?」と、その人に対して、プロだったらこれぐらいはやった方がいいのにとばかりに、自分が完璧だと思う仕事の完成度を、「プロ意識」を、当てつけていました。


それが結果、その場所ではその完成度で問題ない仕事をしている人たちを逆に自分が完全にかき回してしまっていたのでした。


確実に「痛い人」です。失笑

 

でも。。。
救う神はいるのですね。

あるかたとの出会いのおかげで、そこから解放されることになるのです。

 

その神と出会うまではずっと、「結果をだせないと意味がない」と思っていました。

 

だから、どんなに仕事をしていても、億を稼ぐという結果には全くもって届いてもいないのだから、そんなんじゃあ生きてる意味がない、生きている価値がない、と思っていたのです。


人が変わると、心に余裕ができると、やはり周りが見えるようになるもので、プロ意識の強さで仕事を強要し、周囲の人を委縮させたり、気を遣わせているのがわかり、こうやって周りを潰してしまうんだな、ということに改めて気づきました。

 

今思うと、あの当てつけがましかった時が、本当に恥ずかしく、また、心から申し訳なく思います。

 

「稼ぐ、という当時の目標」を達成できなかった悔しさを、「プロ意識」をつかって、ただ当てつけていただけなのですから。

 

本人は「こんなにやっている」というけれども、そんなこと誰も求めてないのです。

 

それが相手にとってプラスでないとき、それは結局、ただ本人の自己満足でしかないのです。

できるところから1つ先へ伸ばす


以後、異常な程に自分に課すこともやめ、「自然体の自分」+「できることを1つやってみる」という、自分なりの「ゆるさ」を手に入れることができました。

 

すごく楽になりました。

 

人がどんな風に仕事に向き合っていても、気にならなくなったからです。

 

逆に、周囲の人の気持ちに歩み寄ることができるようになったのか、相談されることが一気に増えました。

 

ここから現在のコンサルスタイルでもある、そのかたのできるところから「1つだけ先」をお伝えする、というスタイルが出来上がりました。

 

「人を受け入れていて、すごく付き合いやすいのに、プロ意識はある」そんな風に思ってもらえたら嬉しいなと思います。

一流のプロ意識は「人の惹きつけ方も一流」


最後に、友人が飛行機の中でさんまさんと偶然遭遇したらしいのですが、本当にTVのまま、大変気さくなかたで、握手を求めると快く応じて下さったそうです。

 

友人はそれ以降、さんまさんのことが大好きになり、番組は欠かさず観ているようです。

 

さんまさんはあるTVで語っていらっしゃいました。

 

「俺にとってはいつもある日常の一瞬でも、向こうにとったら一生に残る一瞬かもしれない。その一瞬を大事にしたいやないか」と。

 

そのプロ意識に頭が下がります。

 

やはり芸能界の第一線でご活躍される一流のかた、人の惹きつけ方がスゴイですね。

 

そんな一流のプロ意識を目指して進んでいけたら素敵です。