謝っても許してくれないときは相手がイラつくことをしてる

謝っても許してくれないときはそれなりの原因がある!?

謝っているのに「なぜか許したくない」とか「なんかムカつく」と思われてしまうのは、ズバリ相手がイラつくことをしてしまっている…と思います。

仕事のトリセツ

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私が日常生活で感じた「謝罪してるのに違和感のある人」がやってしまってるコトを以下に例を挙げて紹介したいと思います。「謝ったけど全然許してくれない」と言ってる人に限って、よく聞いていると「そりゃ許してもらえないだろうね」と思ってしまうことが多いです…。謝っているのに相手が許してくれない、という人は以下の例をぜひチェックしてみてください。

①言い方がキツイ、言い方が上から目線

もともと「表現がキツイ人」もいますが、実は自分が悪いと思っていないので、「なんでこっちが謝らないといけないわけ?」とか「こっちも悪いけど、そっちだって…」と、そのコト自体が腑に落ちてない、ということが根本にあり、それが態度に出てしまっている、ということがあります。謝罪をしているはずなのに言い方がキツ過ぎて「この人の言うことは聞きたくない」と相手には思われてしまい、謝ったほうは「せっかく謝ってやったのに」と、お互いがすれ違ってしまう…。言い方ひとつで嫌われたり拒否されると、全く気持ちが伝わらなくなるから残念。

②服装などの見た目が合ってない

結果さえ出せばいんでしょ?と思ってるタイプの人は特にココの勘違いが多い。例えば、謝罪に行くのに、派手なシャツやダメージジーンズ、寝癖のような髪型で出向く。「謝ったから良いでしょ」とばかりに。でも謝られた方は「それなら来るな」となる。相手が不快にならない服装は重要。見た目じゃないと言うけど、やっぱり見た目も大切。

③表情と言葉が合ってない

謝っているときや不幸なことがあったときに微笑んでいたり、笑ったりする。恥ずかしさや張りつめた場面に慣れていないことで笑ってしまったのかもしれないけど、言葉と表情が合ってないと苛立ちさえ覚える。

④態度や行動が合ってない

「申し訳ない」と言いながら、手を組んだまま、足をどちらかに重心をのせたまま、座ったまま、何かしながら…など、「ついで」のように謝罪を言う、こういった態度は全く誠意が伝わらない。そうなると、謝っていることが完全に疑わしくなる。

⑤謝罪のタイミングが合ってない

例えば、何かコトが起きて半年経ってからの謝罪。これは遅すぎて「コトが冷めるのを待っていた」とか「何か隠蔽した」など、卑怯な印象が拭えない。ズルい人だなーと感じてしまう。もし、自分が謝るときにタイミングが遅すぎたと思う時には、謝る前に「本来なら、すぐに言うべきだったんだけど」「本来なら、あんな言い方をすべきではなかったんだけど」など、「本来なら」をつけると、相手は「あ、一応は常識的なことはわかってはいたんだね?」と少し気持ちが和らぐ可能性が高いです。ただ、謝る内容が重大なコトだった場合は、「言うべきってわかってたのに、わざと言わなかったわけ?」と感情を逆撫でしてしまうことも。。。これも怒らせた相手の性格や、怒らせたコトの度合い、そしてどれくらいタイミングが逸脱してしまっているか、によって、言葉を選ぶことが必要になってきます。

⑥謝罪はこれぐらいでいいと自分で勝手な見切りをつけている

これは結構な確率で多い。自分としては十分に謝ったように思っていたのに、相手はまだ許せておらず、そこに温度さがあるとき。こっちはもう謝罪は十分やったと思ってコトが終わっているのに、相手の中では終わっておらず許していない。そのときに「和解への解釈の違い」が生まれている。なので、謝罪とは「相手の心に寄り添い続け、相手の苛立った心を平穏に戻す」ってことを根本的に忘れてはいけないってこと。謝るほうも相当なエネルギーと時間がいるから大変だし複雑。

⑦正論を押し付けてくる

ただ「ごめんなさい」の一言で良かったのに、自分を正当化したいからと正論を言うと、空気が読めない人だなーとなる。たとえ言い分があるときでも、ひとまずはグッと押さえたほうが、その場がまるくおさまるときがある。でも、そんなこと言ってるワタシも、自分がそんなには悪かったわけではないことを周囲にわかって欲しかったりして、もっともらしいコトを並べて主張し、さらに相手を怒らせたこと、多々あります。。。自分では正論と言うよりは、ただわかって欲しかっただけなんですが、人が怒ってるときって、そういうのが、ただの講釈タレ、のように感じてさせてしまうらしい。。。自分を正当化することや正義が人間関係に波風を立てたり、人を傷つけたりすることもあるってこと、忘れずにいたいものです。

⑧逆に物分かりが良すぎる

ここで逆なんですが、物分かり良すぎて、感情を乱さずにいると、それはそれでムカつかれることがあります。「なに、そんなにイイ子ちゃんぶってるわけ?」と。いやぁー、人の感情って難しい!物分かりが良くて、「そうだよね、ごめんね、気づけなかった、本当にごめんね」と、申し訳なさそうに、何度も相槌を打つ、謝り続ける、悪かった理由を反省と改善点を述べる。こうすれば満点のように思いますが、こんなに物分かり良すぎると、「キレてるこっちを、バカにしてる?そっちも感情むき出してきてよ!」と、冷静沈着な態度にキレられることも。キレてる人としては、同じ温度で、その事態に向き合ってほしい、これも怒っている人の心理としてあるのですね。ときには、無茶苦茶に言い合って、罵り合った方が、相手の溜まりに溜まったフラストレーションを出し切ることができ、スッキリさせてあげることができる。それが解決方法なこともあるのです。。。

⑨そもそもなぜ怒っているのか根本を理解していない

たまに、この手の相談をされて、話を聞いてみてビックリするのは「そもそも論点がズレている」ことです。相手がなぜ怒っているのか、根本を間違えている…。その時、相手が「どんな状況」で「どんな立場」で「どんな思い」でいたのかの汲み取ることが大切だと思います。立場が違うと、価値観が違うと、感じ方が変わります。1つの出来事を多角的に捉えることができないと一方的に自分の解釈だけで相手を判断してしまうのです。…というワタシも失敗からそう感じるようになりました。例えば、優しく接してるつもりが相手から見たら「いい人ぶるために自分を利用されている」気になって不快感を感じさせてしまったり、なるべく仕事を済ませておいた方が同僚がラクだろうと頑張っていたら、同僚は「出し抜かれた」と距離を置かれるようになったり…。ワタシも今まで色んな失敗をしてきて、その時にいろいろな人のモノの捉え方を知って、理解できる幅は広がってきたかなとは思います。
ただ、経験を待っていると時間がかかり過ぎるので、例えばワタシの場合、Yahoo記事のコメント欄などを見るようにして「1つの物事に対して人がどんな意見や感情をもつのか」などを知る目安の1つにしたりしています。

最後に。
許してくれないときの原因を挙げてきましたが、単に「ものすごく陰険なイヤな人」っています。謝らせる立場に相手をおくことで自分が常に優位に立ちたいという人や、自分の価値観に合わないだけでやり込めてくる上司、など。ワタシも傷ついた過去があるのでわかりますが、そんな人といると、心がとんでもなく疲弊してしまいます。
もし、今の状況で自分なりにできる精一杯の謝罪をして、それでも相手がそんな風にイビッてくるようでしたら、もう相手にしなくていいと思っています。ポイントは、「自分の心がボロボロになって、周囲に忖度しまくって生きていくのもツラくなるほど頑張らなくていい」ということ。やるべきことは徹底的にやって筋は通し、それ以上は深追いはしない、コレも大切なことだと思います。

 

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