給料が安いから転職…の前に!給料上がっても手取りは増えない?手取り額より大切なのは生涯年収!

大事なのは手取り額ではない!知っておきたい生涯年収の話!

給料が安い…やってられない…と、給料の高い会社へ転職を考えがちですが、ちょっと待ってください!手取り額だけで判断してしまうと損をすることや、金額によっては給料が上がっても手取り額は減る…というようなことがあります。

そうなんです。忘れがちなのが、給料が上がったら引かれる税金も比例して上がり、結果、所得税・住民税・各種保険料を差し引いたら給料が上がったはずなのに、手取り額が減っている!ということが起こる、ということです。

確かに、先日のバンダイのように(2022年3月)、社員の給料を30%もアップすれば、もちろん手取り額も増えますが、でも、実は大事なのは手取り額でだけではない!ということをこの記事ではお伝えしたいです!

実はいい会社?生涯年収とういうトータル額でみることが大切!

アナタがいま、嫌だ嫌だと思っているその会社。もしかすると、生涯年収というトータルでみると、実はとっても良い会社かもしれません!

例えば、年収が高いと退職金はない会社も多いですが、年収が低い会社でも、なんと1年目から退職金が出る会社もあります!手取り額にばかりにフォーカスして「今月も少ない…給料の多い会社に転職したい」と思っていると、それは結果的に見ると、お金がもらえる額が少なくなる会社に転職してしまうことになり、損をするかもしれません。そんな前に!ぜひ以下の項目をチェックしてください!

生涯収入見積項目はどんな項目がある?

生涯収入見積もり項目
●有給休暇数・リフレッシュ休暇数等
有給休暇は何日ですか?入社1年目で平均10日付与の会社が多いですが、なかには初年度から13日という
会社もあります。また、入社初日から有給休暇が使用できる会社もあれば、入社半年後からという会社も
あります。さらには有給休暇制度があっても簡単に取得させてもらえない会社もあります。ちゃんと休め
る会社なのか、有給取得率が高いかどうかは大切です。取得率が高いほど、休みがちゃんと取れる会社で
す。アナタの会社はどうでしょうか。
●残業代
残業代も月額給料にみなし額が何時間分含まれているかで残業代が異なってきます。みなし時間は何時間な
のか、もしくは固定なのかの確認は必須です。給料は高いけど、その給料に何十時間分もの残業代が含まれ
ていて、いくら残業しても給料は一緒だった、なんて悲劇がないように…。例えば、みなしで30時間含まれ
ていたら30時間の残業代は固定給に含まれています。一方、残業1分から残業代が出る会社もあります。
そんな会社で30時間も残業したら5~10万円程もらえ、それが1年も続けば100万円違ったなんてことも。
●インセンティブ
営業職に多い制度ですが、基本給は低く成果給が高い、ということが多いですが、実力を出せる人なら青天
井?な業界もあります。
●食費補助
会社専用の食堂での食事が全て無料、格安、または食費を5,000円負担などのようにお金で負担してくれる
など、食費の補助をしてくれる会社があります。例えば無料だった場合と全く補助がない場合では数万円の
違いになってきます。
●保険料負担
会社によって負担してくれている額が異なります。転職先の方が負担額が少ないかもしれません。
●ボーナス
何年連続で出ているか、アップダウンが激しくないかをチェックしてみてください。
●資格取得等の手当
TOEIC高得点などの資格取得で月1万円支給してくれる会社もあります。
●退職金
一括か分割で支払われますが、もちろん退職金制度がない会社もあります。退職金は多い企業で1,000万
~2,000万越えもあります(諸条件あり:勤続年数・役職など)。
●企業年金
とっても制度が整っている会社は、なんと退職金と企業年金、両方もらえます!
●自社株
例えば、上場前が入社のタイミングだった場合、上場後には大きな利益を得られるチャンスが!
もちろん損もありますので、十分な検討は必要です。
●ストックオプション
あのニトリでは数億もらった社員もいたとか。

以上、生涯年収の見積もり項目はこんなにあります。手取り額が少なくても、例えば退職金と企業年金が両方もらえる会社だったら、結果生涯的にみるとかなり違った!ということはあります。ぜひ、自分の会社にどんな制度があるのかをチェックして、損のないようにしてくださいね!

ただ気をつけないといけないのは、そこばかりを考えていると”会社は倒産することもある”ということを忘れて、会社に依存しきってしまうコトです。慣れというのはコワいもので、給料がもらえることが当たり前になっていますが事実としてしっかりわかっていたいコトは、今日までもらえたお金が全てで、その後、その会社からその額の給料がもらえる保証もなければ、倒産してしまったら働くことさえできなくなるかもしれない、というコトです。もちろん、そうなれば当てにしていた退職金ももらえない、ということになることもあり得ます。どんなに安泰だと言われていても、予想もしなかった現在のようなコロナになってしまい、どれだけの会社が打撃を受けたかはご存じの通りです。。。では、どうすれば良いのか?って話ですよね。その対策をご紹介したいと思います。

【対策】給料を上げたい…そんな人は?

手取り額は多い方がいいし、未来のことはわからないし、給料はたくさん欲しい!そんな人への提案は…、

①会社の制度をしっかり調べて転職する
②副業をする
③スキルをつける
④資産運用する
⑤積み立て保険をスタートする

などがありますが、特に副業などは今しやすい環境が整っている時代ですよね。有名なところではYouTubeやInstagram。人気になれば収入は入ります。最近はネット上に自分のお店を持つECサイトも人気で、CMなどでも”BASE”などが簡単に無料からショップを作れると宣伝していますよね。また、資産をつくっていくというところで1番簡単なのは保険の加入。20年なり支払うと結果プラスになって戻ってきますので、銀行に預けておくよりいいということもあります。

だけど、ワタシは①~⑤全てやってきましたが、その中でも大切なスキルだなーと思ったのは「時代の流れを知っておく情報キャッチ力」「時代を先読みできる力」「マーケティング力」この3つ。これがあれば、鬼に金棒だなと思いました。

もし、会社でマーケティングに携われることがあって、苦手分野でなければ、経験しておいて損はないです。ぜひ積極的にトライすることをお勧めしますし、もしそうでなくても、やっぱり最後に頼れるのは自分自身。何かスキルをつけておくことです。好きなこと、得意なこと、興味のあること。もしくは、そういうのは今わからないという人は目の前の仕事。それに一生懸命に打ち込んでおくことかなと思います。そうすればスキルが上がっていき、いざというときに過去の頑張った自分が窮地に陥った自分を助けてくれます!