プロ意識には「尊敬するプロ意識」と「ウザいプロ意識」がある
本来、プロ意識は体現することで、尊敬され、仕事ができると慕われる、そんな人望が厚い人がもっているものだと思ってます。もちろん、そんな人はプロ意識も意識を高くもつことも強要したりしません。そんな社長や経営層、同僚に恵まれたこともありました。
でも、そうではない人=プロ意識ゴリ押しの人、意識高い系(自分が意識高いと思われたい人)だと思われたい人にマウントに似たプロ意識の押し付けをされ、悩んだことも何度もありました。そんな中で見出した、ワタシなりの解決方法をご紹介できたらと思います。
プロ意識をウザい程押し付け、マウントをとってくる人への具体的対応5つ!
①はっきりモノ申す ②今の状況を上に判断してもらう ③人事に状況を説明し対策を伺う、異動をお願いしてみる ④自分が信頼できる社員に相談する ⑤まずは自分の捉え方を変えてみる |
①はっきりモノ申す
②今の状況を上に判断してもらう
でも、やっぱり①のようには言えない…失うモノが多い気がする…という人は多いと思います。そんなときは「上に判断してもらうこと」も1つです。プロ意識を押し付けてくるのが部長や役員ならこの対応はちょっと難しくなりますが、同僚や先輩だったとき、次のように言ってみてください。
「○○さんはもっと△△をすべきと思っていらっしゃる、ワタシは□□までを取り組むと思っている。ワタシではソレを判断いたしかねますので、この状況を上に(部長やその部門の長)伝えて、判断を仰いでみてもいいですか」
と、いちいち指示してくるプロ意識押し付けヤロウにマウントをとらせ続けないために、毎回「ワタシでは判断致し兼ねます、上の指示を仰ぎたいです、そうじゃないとソレはできません発言」をしてみてください。もし「いちいち上司に聞かなくてもいいかから、やって」と言われても、「ワタシでは判断できないので、ちょっとコワくてできません」と頑なに仕事を進めない。もしくは、カラ返事をしておいてその仕事をやらない。そうすると逆に相手から敬遠されるようになり、自分に対してのマウントが少なくなってくることがあります。
③人事に状況を説明し対策を伺う、異動をお願いしてみる
④自分が信頼できる社員に相談する
自分がとってもツラい状況だと、1人でも多くの人にそのヒドイ状況を共感してもらいたくなって、思わず色んな人に「あの人ヤバくないですか?」などと言いがちになります。あまりにも言ってしまうと、ただの愚痴になってしまったり、あまりにもツラいことで興奮している状態になっているので、冷静な人から見たら逆に「あの人はいつも人の文句を言ってる」と、今度は自分がマウントする人扱いをされかねません。
なので、本当に信頼できる人をランチに誘う、時間をもらう、などして、ツライ心のうちを話してみてください。このとき、文句を言うのではなく、事実を話すようにしたほうが誤解を招かずに済みます。誰かに話すことで、あなたの我慢が少し和らぐ、
⑤まずは「自分の思い詰めているコトの底にある原因を知り、癒す」
①~④まで対策を挙げてきましたが、実はワタシ、小心者で言えないほうでしたので、まずは自分がイヤなことへの捉え方から変えてみようと思いました。
まずは、何がそんなに苦しいのかを書き出しました。
(スマホのメモ機能に入力する、ということでもいいと思いますが、いずれにしても)何がそんなに嫌なのか、その人がいることで自分がどんなダメージを受けているのか、どんな恐怖を味わっているのか、どんな腹立たしい思いがしているのか、心の中に閉まっている負の思いを全部吐き出してみることにしました。例えば、ワタシの場合、以下のような負の感情が湧き上がってきましたので、それぞれ、その感情に対してどんな隠れた思いがあるのか、それをどう転換すればいいのか、考えてみました。
⚫︎苦しいこと:意地悪なことや威圧をしてくるので、イジメられている気になって、悲しく悔しい気持ちになる
→隠れた思い:自分の存在を好きでいて欲しい、ツラく当たらないで欲しい、周囲にも変な目で見られるので嫌、という思い
→どう転換するのか:嫌われてもいい、そのことによって周囲の人にどう思われていい
⚫︎苦しいこと:自分が絶対!のような態度で、いっさいワタシの仕事を、存在を認めようとしない
→隠れた思い:自分の存在を認めて欲しいという思い
→どう転換するのか:相手が絶対と思っててもいい、ワタシの存在を認められなくてもいい、自分が自分の存在を認めてあげよう
⚫︎自分ができるからと言って、ワタシをできないと見下して鼻で笑うような態度をとるので、マジでムカつく
→隠れた思い:逆に、威圧してくる人は自分が頑張ってることを認めて欲しい、自分が優位に立って自分の存在を誇示していたいのかもという気づき
→どう転換するのか:そんな態度をとる人は、人を馬鹿にしないと自分の価値を確かめられないのだから、ワタシはワタシを大切にしよう
以上のように、結局、自分のことが認めてもらえない寂しさや悔しさ、無視されることによって周囲に「あの人、冷たく当たられてるね」という、かわいそうな人と位置付けられる視線がツラかったのだと気づきました。
また、そんな相手に言い返せない根本は、自分の仕事に自信がなくて、波風立てて人事評価が下がったり、最悪辞めないと収拾つかなくなったら困るという恐怖があったんだとも思いました。(ここが大きな問題のかたは、このブログ内のTOPページ上部の【自分の状況チェック】をクリックして、現在の状況での悩みからご自身の悩みの記事を探してみてください)
思い詰めてしまうのは手放せない思いが多いから。こんな人は嫌だ、
それでも毎日毎日、威圧的な態度はツラかったので、自分を守るために、威圧してくる人と距離を置こうと、思いを発することができたわけです。人からの評価を気にしない自分を意識したことで、本人に直接言うことができたことはワタシにとって大きな一歩でした。
アナタは今、どんな自分であることにこだわっていますか?何が原因で、そんなに苦しいのに、誰にも言えずに抱え込んでいますか?その抱え込んでいること自体が、自分で思い込んでいる何かしらの『執着』かもしれません。。。それを少しでも気づいて、自分自身を癒してみてあげませんか?そうすれば、限界手前でマウントさんに対して「ツライです、やめてください。。。」と言うことができ、そのたった一言で、大きく状況が変わるかもしれません。そうやって、会社での自分の居場所をつくっていき、働きやすい環境を築いていけるといいのですが。。。
今回ご紹介した、いずれかの方法でマウントから、地獄の日々から、解放されることを祈るばかりです(;_;)/~~~
リンク