仕事で苦しさを感じる本当の原因とは?
今、仕事で苦しいと感じていらっしゃるかたは、ただ仕事ができないから、という理由だけだと思っているかもしれませんが、実は角度の違うところに原因があるかもしれません。
たんに「仕事ができない=苦しい」と簡単に片づけず、その原因をしっかり分析し、本当の原因を突き止めなければ、仕事を変えても、職場を変えても、何か少し変わった気はしても、ずーっと苦しいまま、なのかもしれません。
そんなのはツラすぎます。。。
だからこそ、ここで今一度、自分の好きなこと、得意なこと、苦手なこと、やりたいこと、やりたくないこと等、自己分析をし、本当の自分の特性や性格を知ることが大切だと思います。
自分を理解できないと苦しくなる可能性が高くなる
こんなブログを書いている私も、実は最近まであまり自分のことがわかっていませんでした。
そうすると何が起きるか?
例えば、下記のような気持ちを引き起こしてしまいます。。。
幸せだと感じられない。
なぜか苦しい。
仕事ができないと言われる。
ダメだしをされる。
物足りなさを感じる。
生きがいを感じられない。
毎日の生活がおもしろくない。
生きることさえどうでもよくなってしまう。
自分の特性を知らないことで、得意でもない苦手なことを一生懸命取り組んでしまう。
そうすれば人より結果が出ないのは、ある意味当然です。
仕事ができない扱いされるのも、そこが原因なのかもしれません。
自分を知るって簡単そうで、すんごく難しく、でもとっても大切なことなんだと感じます。
突き詰めていくと意外な自分を知る?!
自分を知ることが大切なのはなんとなく理解できたけど、実際はどうしたらいいかという疑問が湧きます。
自分を知るためには、自分の好きなこと、得意なこと、苦手なこと、やりたいこと、やりたくないことを何でも思いつくまま書き出していくと良いとされています。
私の場合、この方法を繰り返し、例えば以下のような自分の特性を知ることが出来ました。
「仕事で素晴らしい結果を出さなければならないと思い込んで、自分の実力以上を頑張り過ぎてしまう。その結果、自分は頑張っているのに周りが頑張っていないことが許せない。」
これを知ったことで何が変わったのかというと「協調性をもって働けるようになった」ことです。
今までは「頑張らない人は許せない、ムカつく」と思っていたので、いつも頑張らない人に対して「これは?あれは?それもやってないんですか?」と責めていましたし、いつもイライラしていました。
でもイライラしている気持ちの一方で、心の根底では「自分が実力以上やらなければならない」という強制に似た気持ちに縛られていたので、それが本当は苦しくて苦しくて仕方なかったのです。
だから、その苦しさと闘って我慢して我慢してこっちは頑張っているのに、それをしていない人を許せるわけがありません。だって、こっちはそのことに苦しみもがき、懸命に仕事に臨んでいるわけですから。
だけど、この「我慢しているのに」という気持ちがあるときは注意です。
「我慢」しているという気持ちが心の大部分を占めているときに、それを他の人がしていなかったら必ずと言っていい程、それをしない人でも上手くいっている人や、しなくても事なきを得てきた人に苛立ちの感情が起こります。
その苛立ちが人への攻撃=嫌い、イライラ、ムカつく、などの気持ちとなり、当たり散らかしてしまうのです。
ただ、この「こんなに頑張っているのに、あの人は頑張ってない」そう言って相手を責めることは、相手への「感情の押し付け」です。
だって、その苦しいという状態は自分がそれを目指したくてやっているだけ、冷たい言い方をすれば、自分がやりたいからやっているだけ、です。
また、周りから求められているからと「やらなければならない」と背負い込み過ぎている人も、その苛立ちを押さえられない時点でキャパシティオーバー。今のあなたにはそれを背負えるだけのパワーは残されていないのです。
そこを理解して対応しなければマイナスのスパイラルになってしまい、相手も傷つける、自分も傷つくといった誰にとっても悲惨な状況になり、「ずっと苦しいまま」の自分になってしまいます。
私もここに辿り着くまで10年かかりました。
ずっとずっとずっと許せず、葛藤し、気持ちが落ちてはまた少し考え方を変え、やっと今自分を受け入れるようになりました。
よく「全ては無」だと言いますが、それは本当だなと思います。すべての事に気持ちをつけているのは、人なのですから。自分なのですから。
そんな苦しかった時に、すごく共感した歌をよく聞いてました。
あるがままの心で生きられぬ弱さを
誰かのせいにして過ごしてる
知らぬ間に築いてた
自分らしさという檻の中で
もがいてるなら
僕だってそう 君だってそうなんだ
ミスチルさんの歌に、心が救われるような気がしていました。