仕事ができるようになるための特徴や見た目より大切な仕事の本質の話

仕事ができるようになる本質=ビジネスマインド

よく、仕事ができるようになるポイントとして、「特徴」「性格」「見た目」「知識・スキル」などが取り上げられていて、その項目を「確かにそうだな~」と納得しつつも、ここだけを見てしまうと誤解を招くかもしれないとも思います。

なぜなら「仕事ができるようになる」ということをゴールにしたとき、それは本質的なもののように見えて、実は本質的でないことのほうが多いいからです。

もっと言うと、ここだけを先に頑張って取り組んでも、時間がかかってしまったり、いつか行き詰ってしまうのではないかなと思うのです。

本質、というと解釈が難しくなってしまいますが、少し言い方を変えると、「理解していく順番が違う」ということです。

「特徴」「性格」「見た目」「知識・スキル」はもちろん大切な要素ではあります。

でも、例えば「本質」という名の土台や骨組みがしっかりしていない家に、どんなに美しく、かっこよく見える装飾を施していっても、いつか潰れてしまうように、建てていく順序が違うと、理解していく順序が違うと、頭の中で整理ができなくなり、結果、もやがかかったように自分の課題が見えずらくなってしまいます。

では、何が仕事ができるようになるための「本質」なのか?というと、それは「仕事というものの構成と仕組みを知ること」「そのために必要な仕事への姿勢をもつこと」が、この場合においての本質と考えます。

それが「ビジネスマインドである」と、ワタシは解釈しています。

ビジネスマインドがあなたを仕事のプロにする


ビジネスマインド。この言葉を聞いたことがあるかたが多いと思いますが、では、ビジネスマインドとは?

ビジネスマインドとは…
①仕事というものの構成と仕組み=仕事とは何なのか
②仕事への姿勢=どんな気持ちで、どう仕事に取り組むか

この2つを理解することだと思います。

補足説明:①仕事というものの構成と仕組み=仕事とは何なのか

なんとなく気づかれたかたもいらっしゃるかと思いますが、新人研修のときに「社会人と学生の違いは何ですか?」とか「お金を頂くということの意味を理解しましょう」とか、そういった類の話があったかと思います。そういった「仕事とは何か」ということを理解したうえで、お勤め先の「会社の方針」や「会社の規則」「会社の社風」などをプラスし、「社会人として」「会社の一員として」という自覚の体現をする、というのが①で達成する目標の姿です。

 

補足説明:②仕事への姿勢=どんな気持ちで、どう仕事に取り組むか

②は、なんとなくイメージは湧くかと思いますが、その仕事の姿勢や取り組み方が一流で、しかもすごくよくわかりやすく仕事への姿勢を理解できるのが、TV番組の「情熱大陸」や「カンブリア宮殿」です。

番組内でよく格言をおっしゃっていますね。「結果が出るまであきらめなかった」とか「成功するまでやり続ければ失敗はない」など、それはまさしく「仕事への姿勢の表れ」です。

また、近年話題をさらっている池井戸潤さん原作の「下町ロケットシリーズ」。あのドラマの中の人たちの「仕事への姿勢」は素晴らしいものがあり、ひたむき過ぎる程の情熱に、心を打たれない、という人のほうが少ないのではないかと思います。

そういった精神論(モチベーション)で、いかに密度が濃く高い目標を達成するか、それが、この②で達成する目標の姿です。


簡単な説明となりましたが、この2つのことが「ビジネスマインド」です。

このビジネスマインドを先に習得すると、そこにプロ意識という大切な意識が芽生え、そしてその意識が「仕事がおもしろい」とか「あんなことに挑戦してみたい」という前向きな気持ちに導いてくれるようになります。

すると、そこに情熱が生まれ、イキイキ感が生まれます。

するとさらに、この情熱が放つオーラがなんとも魅力的に映り、もし仕事ができなかったとしても、そのプラスのオーラで周囲の人のあなたへの印象は変わってくると思います。この情熱をもって生きることが「人間力」の1つだと思っています。