「言葉遣い」で印象を「もてあそべる」と仕事も楽しい!?

言葉遣いで印象が変わる


「言葉遣いっておもしろいなぁ」と思うのは、その人の印象を大きく変えてしまうことです。

 

例えば、仕事がデキそうに見える一流そうな営業マンが言葉遣いを度々間違えていたら、「あれ?この人は意外にもデキない営業マン?」と不信感にもなります。

 

はたまた全然違う例で言うと、下町の江戸っ子商店街のようなところでママチャリに乗って全速力で自転車に乗っていて颯爽と自転車を降りた主婦のかた。これは気さくに道でも聞いてみるかと思っていたが、話し出した途端、皇室のかたかと思うほどの丁寧で高貴過ぎる程の言葉を遣っていたら、「あれ?とんでもなく育ちの良いお嬢様なのかな?」と思わずこちらの対応も、ものすごく丁寧になってしまったりします。

 

このように言葉遣いによって印象が変わることがわかります。

 

ということは、言葉遣い1つで「印象を操れる」、もっと言うと、印象をもてあそぶことができるのではないでしょうか!?

 

仕事をしながらも、そんな風に「言葉遣いを遊び」と捉え、そのためにTPOに合わせた言葉遣いの引き出しを多く持って、印象を遊んでみることをお勧めします!

 

ある場所では、フランクに。ある場所では、簡単な言葉だけを遣って分かりやすく。ある場所では、どの人に対しても失礼のない上品さをもって。

 

そんな風にいろいろな場面で「言葉遣い」というツールを使って、印象を遊んでみるのは、ただ言葉遣いを綺麗にしましょうと言われるより、いろんな自分を持っているような気分になり、仕事が楽しくなる気がします。

 

早速今回は、誰に対しても失礼のないというところをテーマに「よくある間違い敬語」として、5問のケーススタディをご用意しました。言葉遣いチェックとしてご利用頂けると嬉しいです。

よくある間違い敬語:ケースステディ

 

ケーススタディ①


あなたは上司を通路で見かけたため、挨拶をしようと近くまで行きました。そんなとき、あなたは何と声をかけますか?

A. お疲れ様です。
B.ご苦労様です。 


回答:答えはAです。これはよく間違えているかたがいらっしゃるのですが、目上のかたに対して「ご苦労様」は使いません。「ご苦労様」は上の立場の人が下の立場の人を労う言葉ですので、目上のかたには「お疲れ様です」とお声かけするのが正解で、さらに「お世話様です」というのも同様に間違いです。

また挨拶のくくりでいうと「お先です」という言葉もありますが、これも「お先に失礼致します」の省略語なので、親しい先輩などにはセーフでも、上司や役員のかたに使うと「無礼な人」という印象になりかねません。

 


ケーススタディ②

何度か面識のある少し慣れてきたお客様に、ちょっとだけ謝るようなとき、どんな風に謝っていますか?

A. すみませんです。
B.申し訳ないです。

 

回答:答えはBです。オフィスで働いていたとき「すみませんです」と電話で話しているのをよく耳にしていました。そのような言葉はないため、いくら慣れてきたとはいえ、お客様はお客様として、正しい言葉での対応を心がけたいものです。

また、よく「申し訳ございません」という言葉も使われますが、これも驚くことに本来は正しくありません。あまりにも普及してしまったため、もはや正しくないことを知らない人のほうが増えてしまったので、使ってしまっても問題はないかと思いますが、本来は「申し訳ないことでございます」が正しいため、ご年配のかたや会長、社長といったかたには、この言葉を遣うよう心がけると「お、知っているな」と評価の1つになるかと思います。

 


ケースステディ③

あなたは上司から頼まれた資料を作成しています。すると、指示を受けた内容がよくわからなくなってきました。そんなとき何と言って確認していますか?

A. これは、○○ということで宜しかったでしょうか?
B. これは、○○ということで良かったでしたっけ?

 

回答:ごめんなさい!この問題は、実は2つとも違うというひっかけ問題にしました。

まず「宜しかった」ですが、いま現在起きていることに対しては「宜しいでしょうか」が正しいです。また「でしたっけ?」というのは敬語ではないため、今回はどのように質問すれば良かったかという正解は「○○ということで宜しいでしょうか」または「○○と思っておりますが、認識は正しいでしょうか」とご自身が理解しているところまでを伝え、意見を伺う、というのも1つです。